ゼブラから発売されている人気のボールペン フォルティア VCを改造してアクロインク化に成功しました。
Fortia というロゴが上品です
【 改造ポイント 】
1. 4Cリフィルを使う
2. フィッシャー用の変換アダプタを購入
3. F-07芯についているスプリングを2mmカットして装着
以上で完了です。
私はアクロインクのブルー0.7mmを使いたかったので改造しましたが4Cリフィルタイプなら何でも対応出来る様になります。
では、順を追って説明しましょう。
◎ゼブラ フォルティア VCとは?
ゼブラのいわゆる昔の油性インクを使ったボールペンです。
ボディカラーは20色展開となかなか力の入ったボールペン。 金属削り出しのズッシリとした太めの軸で高級感たっぷりです。 そしてお値段1,000円ととってもリーズナブル。
もし、海外ブランドのものでしたらこの質感なら5,000円は確実にしそうな所有欲を駆られる一品です。一つだけ残念なのは純正リフィルがゼブラのF-07というとても特殊な形状のものであること。黒の0.7mmだけしかありません。
このリフィルも充分書きやすい、よいリフィルなのですが0.7mmとはとても思えない細めの芯なのです。 ボディが太く重く、ややリアヘビーなバランスなので長文を書くには力を入れるバランスがちょっとおかしな感じになるのが少々不満でした。 せめて太さだけでも通常の0.7mmか1.0mmは欲しいところです。後は、ブルーや赤の色にもしたいところ
◎ネットで情報収集
いつもながらのネットでフォルティア VCを改造しようとした方々の情報を収集しました。皆さん私と同じ様な不満?欲求?をお持ちです。色々試行錯誤されていましたが決め手に欠けていて改造は無理かも?と感じましたがF-07芯を使うほかのモデルでの事例が参考になりました。
「フィッシャーのボールペンリフィルに入れ替えて使っている」
このコメントを見かけて一気に解決に向かいました。
◎フィッシャーリフィルを購入
ロフトでまずはフィッシャーのボールペンリフィルを購入しました。フィッシャーのリフィルだけで1,000円しました…。
フォルティア VCが一本買える値段ですが気にしません。
購入後すぐリフィルの全長をF-07芯と比較しました。ほぼ同じ長さ。期待が持てます。違うのはリフィル先端の細い部分の長さがフィッシャーリフィルは短いです。
そしていざ装填。。。。ん???
だめでした。 リフィルのボールが収まるペン先部分がフォルティア の穴を通りませんでした。
残念。と思いながらもこれなら先端を4Cにして変換アダプタにすればうまく収まるな。と確信しました。
フィッシャーのリフィルはフォルティア には使えませんでしたが試しに入れたカランダッシュ849に綺麗に収まりました。無駄にならずに良かったです。
◎フィッシャー4C変換アダプタ購入
今度はヨドバシカメラでフィッシャー変換アダプタを購入しました。
アダプタだけで1,100円です。最近はヨドバシ.comで検索すればどの店舗に在庫があるかすぐにわかって便利です。フィッシャー4C変換アダプタは新宿本店に在庫がありました。合わせて念願のアクロインク0.7mmも購入します。自信はありましたが無事装填。リフィルの先端も綺麗に頭を出しています。
◎ちょっとだけスプリングをカット
装填は無事に済みましたのでこのままでもいいのですがちょっと違和感があります。フィッシャータイプリフィル形状ではリフィルの細い部分の長さが短いのでF-07芯に付属のスプリングが長すぎてつツイストして芯を出すときにちょっと硬く抵抗がありました。そこでF-07芯付属スプリングを約2mmカットしました。再度装填します。完璧です。
これでフォルティア VC 4C互換ボールペン改造完了です。これからはアクロインクのブルーだけでなく旧来の油性ボールペンで国内最高の書き味であるセーラーの油性ボールペン芯1.0mmも試してみます。
この改造はF-07芯を使う他のフォルティア 300でも応用可能です。
フォルティア で黒以外、0.7mm以外のインクを使いたい方は是非お試しを。